近年、帝王切開での出産は増加傾向にあり、今や全体の約4分の1と言われています。
また、緊急帝王切開(自然分娩の予定が急遽帝王切開へ変更してのお産)での出産はその内の6割にも及ぶようです。
私もその一人で、自然分娩を予定していましたが、緊急帝王切開でのお産でした。
この記事では、実体験を基に帝王切開について気になる産院生活や体調の変化について書きます。

目次
帝王切開 産院生活概要
産院生活の大まかな流れをまとめました。
なお、私の出産した産院は母子別室で完全母乳を強く薦めている産院ではなかったため、授乳は3時間置きの決まった時間にあげてました。
手術当日 |
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1日目 |
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2日目 |
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3日目 |
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4日目 |
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5日目 |
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6日目 |
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7日目 退院 |
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と、こんな感じでした。
1日の詳しい状況については下記に書いていますので、気になる方はご覧ください。
なお、日記風に産院生活について書いますので、あまり知りたくない方は読むのをお控えください。
帝王切開レポート 手術当日~退院まで
私が出産した産院では、帝王切開は最低8日間の入院が必要でした。(自然分娩は5日間)
中でも衝撃を受けたのは、足のむくみが凄かったことと体重が減らなかったことです。
そんな私の手術当日~退院までの産院生活はこちらです。
帝王切開 手術当日
緊急帝王切開だったため、当日に帝王切開に関する「承諾書」にサイン。
帝王切開の手術によるリスクについて説明を受けるも、陣痛の痛みでそれどころではありませんでした(汗)
点滴を打って、13時過ぎにオペ室へ移動。
局部麻酔を打つ。私の出産した産院では、赤ちゃんに麻酔がいかないように、全身麻酔ではなく局部麻酔でした。そのため、手術中の声などが丸聞こえでした。
そして、13時52分に待望の赤ちゃん誕生!!嬉しい気持ちと、無事元気に生まれてきてくれて安心した気持ちでした。
14時半頃までには縫合完了。
先生曰く、赤ちゃんを取り出すまでには5分程度と早いが、縫合に20分程時間がかかるとのことでした。
動くことができないため寝たままの状態で病室へ移動。
両足に血栓予防(足に静脈血が固まらないようにするための予防)のためにマッサージ器を装着。
病室へ移動してからは、陣痛と手術の疲れからそのまま朝まで爆睡してしまいました。
帝王切開 術後1日目
【午前】
傷口が痛くて動けません。体を横向きにするのもかなりきついです。
手術による子宮近辺の臓器(膀胱や小腸等)と癒着しないように、体を早い段階から少しずつ動かすようにと言われましたが、立ち上がれる気がしません。
看護師さん曰く、手術後1日、2日であぐらをかいてテレビを見る人もいるとのことですが、常人の私には到底真似できません。
【午後】
血栓予防のために装着していたマッサージ器がはずれました。代わりに着圧ストッキングを履いて予防です。
午前と変わらず、傷口が痛く起き上がるのはきついですが、癒着防止のために頑張って娘の顔を見にナースステーションまで歩きました。
最初は普通に歩くことはできず背筋が曲がったままでの歩行でしたが、娘の可愛い顔を見て背筋が伸びました!
帝王切開 術後2日目
1日目と変わらず、まだまだ痛みがあります体を横向きにするのも起き上がるのもやっとの思いです。
朝から足をベッドから降ろして座っていたら、足がパンパンにむくみました!妊娠中は足が全く浮腫みませんでしたが、2倍?って思うくらいふくらはぎとももが浮腫みました。
ちなみに、顔も術後からずっと浮腫んでます。お腹も大きいままです。
全身浮腫んでいるので、血の循環を良くするために頑張ってナースステーションまで2、3回往復しました。
また、足のむくみ対策として
- 足を冷やさない(看護師さんに足に掛けるタオルを貰いました)
- できるだけ足を下に降ろさない(ベッドから足を下ろす体制ではなく、ベッドの上に足を置く)
- ストレッチを良くする
よう心掛けました。
帝王切開 術後3日目
食事開始!まずは流動食からですが、久しぶりのご飯なので嬉しいです!
午後には尿管カテーテルが取れました。トイレも自分で行けますし、人前に尿管をさらさなくて良いので嬉しいです。これで心置きなく病院内を歩けます!
栄養補給のための点滴は夕方頃とれ、やっと両手が自由に使えるようになりました。
3日目にして、色々制限がなくなってきてきました。
でも、まだ体を横にするのはきついですし、起き上がるのもやっとです。
そして気になる体重は、、
出産前と変わっていませんでした。。
帝王切開 術後4日目
食事が普通のメニューになりました。おやつ付きです!
また、朝からシャワー浴びて良いとのことなので早速シャワーを浴びました。待ちに待った久しぶりのシャワーがすごく気持ちいいです!
9時半から授乳も開始です。今までベッドの上でやることがなくて退屈だったので、3時間おきの授乳はやる気満々です。
我が子にもたくさん会えるから嬉しいです。あまり抱っこできていなかった分、可愛さ倍増です!!
授乳はやる気満々だったのですが、おっぱいが全然出なくて泣きました。
おっぱいは出産したら自然とたくさん出るものだと思っていたのですが大間違いでした。そして、搾乳する際にしこりをグリグリ押すのですごく痛いです。。
授乳の大変さを実感。
痛みは出産で終わりかと思っていましたが、そうではありませんでした。
陣痛の痛みよりはまだましですけど、それでも大変です。
帝王切開 術後5日目
完全母乳(完母)を目指しているので、朝6時半と夜21時半の授乳にも挑戦!
昨日の18時半から授乳していなかったため、朝は胸が少し張っていました。
そして朝一から、おっぱいが開通するように助産師さんにゴワゴワのタオルで乳首をゴシゴシされ痛くて目が覚めました(笑)
でも、そのおかげで昨日よりはおっぱいが出るようになりました!!
搾乳器も使ってみました(昨日は手搾り)。手搾りよりは断然楽だし、何より痛くないです。
でも、手搾りの方が乳腺炎になりにくく良いとのことです搾乳器は既に開通している腺から搾乳されるだけなので、新たに腺を開通させるためには手搾りがベストのようです。
お乳を開通させるために、搾乳器で絞った後に手搾りを頑張りました。自分だと手加減してしまうので看護師さんにも手伝って貰いました。痛い痛いっ
そして、肝心のむくみは
まだまだ足のむくみは取れませんが、顔のむくみはマシになってきました!また、授乳しているからか体が軽くなってきました。
帝王切開 術後6日目
授乳は朝6時半~夜21時半の3時間置きです。5日目よりも胸も張っていて搾乳量も増えました!
また、調乳指導と沐浴指導が午前中にありました。
調乳指導は森永の栄養士さんが教えてくれたのですが、森永製品の「E赤ちゃん」をすごい勧められました。
産院でも使っているし、確かに物はよさそうです。でも他の商品と比べると少しお高い感じはします。
沐浴指導では、実践はせずに看護師さんが洗っているのを見ました。出産前に受けた両親学級では沐浴ガーゼは必要と言っていましたが、産院ではかえって体が冷えるので沐浴ガーゼは使用していないとのことでした。(沐浴ガーゼ購入したのに。。。)
そして体のむくみは
足の浮腫みは2日目と比べると良くなってきていますが、まだまだあります。。
帝王切開 術後7日目 退院
いよいよ退院の日!
助産師さんからの退院指導が午前中にありました。母体のことや赤ちゃんのことなど色々説明してもらいました。
そのあとに助産師さんから母乳マッサージを受けました。母乳マッサージはしこりをグイグイ押されるので兎に角痛いです。でも、母乳のため最後の試練だと思い踏ん張りました。
気になる体重はマイナス3キロでした!結局、出産前と比べて赤ちゃん分しか減りませんでした。(後日談:退院後2週間でマイナス8キロまでいきました。そこからは中々痩せません。。ちなみに、妊娠中に増えた体重は14キロです)
12時半の授乳を終え、待ちに待った退院!
産院生活では母子別室だったので授乳時しか我が子と触れ合えずちょっと寂しかったので、退院が嬉しいです!(後日談:産院生活が懐かしくなるほど、育児は想像以上に大変です。休む暇もなくなるので、母子別室の場合は看護師さんに甘えてのんびりゆっくり過ごして体力回復した方が良いです。)
おわりに
長々となってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました!
これからも育児ネタ書いていきますので、また是非「自由気ままに」ブログに訪れてください。